今回はいかり肩のお悩みの方のスーツをお作りさせて頂きました。
今までのお持ちのスーツは肩に負担感が大きい事や首の下に皺等が出る事でご満足頂けてなかったようです。
全体のバランスを取りながら肩周りの入念な調整が必要でしたので仮縫いは2回に渡り行いました。
使用しましたスーツ地はハリソン・エジンバラ(英)の濃紺シャドウストライプで
光の当たり具合により柄に変化が出て美しい模様が印象的です。
またリラックスした着心地を確保しながらご体型の欠点をカバーして
なるべくスマートに見えるようなシルエットにも調整させて頂いております、
比較的ご年配の方ですが若々しく見えるのではないでしょうか。
出来上がりはお気に召して頂けたようで何よりでした、
ビジネスやプライベートにご愛用頂けると幸いでございます。
冬向きで重目の茶系ヘリンボーンのジャケットとベージュのヘビーツイル地を使ったパンツが完成しました。
今回もスタイルやユトリ具合はラトの得意としている
ややユトリがありながらスッキリとしたシルエットでお作りさせて頂きました、
お客様のご希望にもよりますが一番多く頂くリクエストになります。
画像2枚目の背中側も腕を動かして頂き易いようにやや巾を大きく取っており
視覚的にも男性らしいワイドで存在感のあるシルエットにもさせて頂きました、
よりリラックスしてお召し頂けるのではないでしょうか。
パンツも上下で連続するようなシルエットにさせて頂きました、
発色も渋目で冬向きらしい落ち着いた雰囲気を出す事が出来たと思います。
またこれらの生地は目付けも良く腰のある確りした生地ですが
着込んで行く内に体に馴染んで来ますので長年の間に風合いの変化も楽しんで頂けるでしょう。
近年ドーメル社(英)に於いては珍しい冬向きのモヘア混紡の
スーツ地が生産されるようになって来ました。
モヘア素材は元々清涼性を追及する為に春夏に使われる事が多かったのですが冬にも暖かい場所が多くなったのでしょうか?
もしくは地球温暖化で全体が暖かくなったせいでしょうか?
理由は分かりませんがお客様の選択肢が増えたことは喜ばしい事だと思います。
画像1、2枚目はドーメル社(英)のウィンターマジックと生地の耳に入っておりますが
やや薄手ながら張りが有り冬から春に向けてもお召し頂けそうです、
ドーメル社(英)にはヴィンテージ生地で合物のマジックとか夏物のローヤルマジック等が
ございますが風合いは非常に似ております。
これは直輸入物で日本では正規には販売されておりませんので希少性も高いでしょう、色は濃紺無地で現品限りになります。
画像3,4枚目は同じくドーメル社(英)のウィンターモヘアという商標名になります、
こちらは無地のミドルグレーでモヘア混紡ながらローヤルマジックよりも柔らかい風合いで
冬物らしい重さとウール100%の物に近い手触り感があります。
両者共ウール100%やカシミア混紡等冬向きをご敬遠されていた方にはお薦めの一品で
多少暖かい場に於いても快適にお召し頂けるしょう、
また多少暖かくても着用が可能なのでより長い期間お召し頂けるのもメリットでしょうか。