LATO 店主のブログ

2PLYモヘアのスーツ地(WilliamHalstead)

Date : 2018.02.25 permalink
IMG: 2PLYモヘアのスーツ地(WilliamHalstead)IMG: 2PLYモヘアのスーツ地(WilliamHalstead)IMG: 2PLYモヘアのスーツ地(WilliamHalstead)IMG: 2PLYモヘアのスーツ地(WilliamHalstead)

テーラーラトでは毎年多くの方に合物用スーツとして重宝して頂いております
英国のミル、ウィリアムハルステッドのスーツ地を
今年は色数のバリエーションを増やしてご用意させて頂いております。

古くからモヘア混紡地作りを得意としたメーカーでのモヘア30%の2PLY(2双糸)で
やや強めの腰で春先から初夏までや秋に着て頂けます。
特筆すべきは出来上がり時に美しいモヘアの発色と堅牢な張りで型崩れを最小限に防いでくれます。
着心地もがっしりとした作りと生地に冷たさがあるので
多少湿気の多い時期にも快適に過ごして頂けます。

また糸が太目なのでモヘア特有の光沢感が控え目で
ビジネスに向いているのも人気の秘密でしょうか、
この織物は他に似織の物が少なく春夏に合う季節感が良く出ていると思います。
お値打ち価格でご提供頂いておりますのでご希望の方はご覧頂ければ幸いです。



ちょうど良いユトリ具合のスーツ

Date : 2018.02.03 permalink
IMG: ちょうど良いユトリ具合のスーツIMG: ちょうど良いユトリ具合のスーツIMG: ちょうど良いユトリ具合のスーツIMG: ちょうど良いユトリ具合のスーツ

先日1月18日の記事は自然な仕上がりの3Pスーツについて掲載させて頂きましたが、
それに共通した話題のスーツを今回も掲載させて頂きます。

今回のお客様は以前通っていたお店はタイト目過ぎる服を作られる傾向があったそうですがスーツ、
特に上着はユトリ具合によって着具合が大きく変化します。
また既製服等は一般的に体の一番ミニマムな箇所に合わせて選ばれる傾向が強いようですが、
そうすると他の部分にユトリが付き過ぎて全体的には大き過ぎる服になってしまう事が多いのです。

注文服はなるべく体に合わせる箇所とユトリを持たせる箇所を使い分け
全体のシルエットは見る相手にとってスマートに見せる事が大事ですね。
良いサイズ感のスーツは着具合が良いのは勿論の事、相手にとっても好印象になります。
そういう意味でも流行に流されず長年着られるお仕事の道具の一つとして
今回の出来上がりのスーツはお気に召して頂けたようです。

具体的な例としましては画像2枚目の背中にややユトリを付けて腕周りを動かし易くするようにしました、
またエレガントに見えるようにウエストを絞りました。
特にハンドメイドは仕立ての良さが着て行く間に体に馴染むように設計されており
愛着が出てくる服として重宝されております。


着せ付けによる仮縫い

Date : 2018.01.25 permalink
IMG: 着せ付けによる仮縫いIMG: 着せ付けによる仮縫いIMG: 着せ付けによる仮縫い

先日は関東では大変な雪でした、
当店はお陰様で通常営業をさせて頂いておりますが
皆様は生活等に差し障りはございませんでしたでしょうか?
その後も寒気団も来ておりますので風邪等にもお気を付け下さい。

本日は久しぶりに製作段階の着せ付けによる仮縫いの画像を掲載させて頂きます。
まずは型紙を起こして裁断した生地で仮に縫った服がこれになります。
このお客様は数着目なので殆ど補正が出ていないのですが
若干ご体型がお変わりになられたので数か所を変更致しました。
そして同じ方でも毎回生地が違うと伸縮性等による性質が
違ってきますので仮縫いが必要になって来ますね。

前回よりも少しお肥えになられたのですがご体型をカバーする為に
脇の下から腰にかけてやや絞り感を出しシャープに見えるように操作致しました。
また全方向からのバランス感やシルエット、
各部の動作やユトリ感もお客様と確認しながら調整させて頂いております。
中にはお客様で仮縫い風景の写真をお撮りになられて楽しまれていらっしゃる方も増えてまいりました。
当店としましても制作途中ですがお楽しみ頂ければ何よりでございます。

  1. LATO 店主のブログ
  2. LATOの仕事
  3. 生地のこと
  4. スーツのこと
  5. オーダーシャツのこと
  6. ネクタイ・靴・小物のこと
  7. お手入れのこと
  8. LATOからのお知らせ