近頃お店では出来上がりの納品とご注文が混在している毎日ですが
先日納めさせて頂きましたスーツを掲載させて頂きます。
今回のご注文は特に肩周り首周りが
以前着ていた服では合い難いとのお悩み上お越し頂きました。
そこでご体型が多少難しい事もありましたので仮縫いを2回させて頂き
入念にに調整させて頂きました。
完成はご覧の通りうまく収まり、
見た目も以前着ていたスーツよりも胸周りや袖山が
立体的に見えるとのご感想も頂きました。
リラックスしてお仕事をお進め頂けるのではないでしょうか。
また全体的にもビジネススーツとして端正な装いに仕上げさせて頂きました。
※フィッティングに関しまして
テーラー・ラトでは店内にてお客様専用の型紙製作の上
基本的に全ての縫製に仮縫いをお付けしておりますが、
フルオーダーならではの質の高いお仕立を目指しておりますので必要に応じて
2回仮縫いをさせて頂く場合がございます。
冬向きスーツに於いてもテーラーラトでは
3ピーススーツのご注文の割合が多くなってきました。
勿論寒い時期なので3ピースが一番向いている時期ともいえるでしょう、
今回はオーソドックスなトラディショナルスーツのご依頼でした。
出来上がりは全体的にバランス良くスッキリとしたスタイルながら
ユトリのある着心地との感想をご試着時に頂きました。
テーラーラトのフルオーダーはお客様一人一人の型紙を
熟練したカッターが手作業で起こし実際に使用する生地を使い
仮縫い服に仕上げます。
万一仮縫い中にご体型が変わられても
追従して補正出来ますのでご安心頂けるかと思います。
そして仮縫い後に補正を加えて行くのですが、
ここも当店のカッターの経験による塩梅も加えて作業を行います。
また近年フルオーダーと謳われている服が市場には出回っているようですが、
当店ではこのように手間暇の掛かるテーラーの伝統技術を
惜しみなく服に注いでおります。
またハンドメイドではより柔軟な着心地と長年のご使用による型崩れにも
大きなメリット等がございます。
※フィッティングに関しまして
テーラー・ラトでは店内にてお客様専用の型紙製作の上
基本的に全ての縫製に仮縫いをお付けしておりますが、
フルオーダーならではの質の高いお仕立を目指しておりますので必要に応じて2回仮縫いをさせて頂く場合がございます。
今回は英国の伝統的なウーステッドのスーツ地とイタリアの前衛的なカシミヤをご紹介させて頂きます。
※画像1,2枚目は1875年英国のブラッドフォードで創業したウイリアム・ハルステッド、
オーストラリア産100%ウールを縦糸横糸共に2PLYで織り上げ
スーツをプレスしても風合いが崩れ難く何度もプレスの効果が期待できる為
サビール・ロウのテーラー等にも重宝されています。
またこの生地は織物の黄金期のヴィンテージの風合いを残しつつ
新しいタイプの柔らかいお仕立てにも非常に良くマッチしております。
※画像3枚目は1948年にイタリアのビエラ郊外で創業したCesare Gatti社のカシミヤコート地になります。
カシミヤメーカーの中では素材の雰囲気や色目がイタリアらしい特徴があり
暖かさと華やかさを持ち合わせた一品でございます。
またCesare Gatti社は他社とこコラボレーションして新たな開発に力を入れ、
カシミヤ素材の本来の優雅さを超越する技術を持ちながら
更に完成度を高められるイタリアの職人技を自社で継承しております。