LATO 店主のブログ

グレン・チェックのスーツ地

Date : 2017.07.13 permalink
IMG: グレン・チェックのスーツ地IMG: グレン・チェックのスーツ地IMG: グレン・チェックのスーツ地IMG: グレン・チェックのスーツ地IMG: グレン・チェックのスーツ地

本日はチェック柄の中でも英国の伝統的で使用用途も広くお使い頂けるチェック柄のスーツ地をご紹介させて頂きます。
掲載させて頂いております生地の画像が全てグレン・チェック柄で、
その上にウィンドゥペンと言われる格子柄が乗っているのがプリンス・オブ・ウエールズとも呼ばれています。
これはウエールズ公のエドワード7世が良く好んでいた柄と言われておりますのでこの名が付けられました。

このように王室にも愛されていた柄なので上品な雰囲気を持っており日本においても昔から広く普及してきました。
また近年は新たにグレン・チェックのファンの方も増えており、この柄の良さが再認識されている傾向もございます。
風合いや季節も問わず様々な生地に適合し、ビジネスにも向いてファッション性を備え、
広くお使い頂き易い柄物のスーツ地としてお薦めです。


ビジネススーツの完成

Date : 2017.07.02 permalink

IMG: ビジネススーツの完成近頃テーラーラトではスーツの出来上がりも続いております。
その中から今回は比較的恰幅の良い方の完成した服を
ご紹介させて頂きます。
服作りはモデルのような既製服でも合う標準体型から外れる程難易度は上がりますがそこからお好みのシルエットや着心地に反映させるのが
注文紳士服の持ち味と言えるでしょう。

今回もそういう意味では最初にご注文頂いてから3着目になりますが、
かなりお望みの服に近く煮詰まって来ました。
ご使用用途は主にビジネスなので服のデザインや流行が先行して
目立たないようにも見た目のバランス感も取っております。

人はお好みの物を手に入れると愛着が湧いて大事にして頂けると
良く聞きますが物の溢れた時代にこのような服作りも希少ながら
必要性もあるのではないでしょうか。
末永くご愛用頂けると幸いでございます。


ブルーグレーのスーツ地

Date : 2017.06.22 permalink
IMG: ブルーグレーのスーツ地IMG: ブルーグレーのスーツ地IMG: ブルーグレーのスーツ地IMG: ブルーグレーのスーツ地IMG: ブルーグレーのスーツ地

今回は紺系とグレー系の良い所取りをしたようなブルーグレーのスーツ地の一部をご紹介させて頂きます。
色の系統としましては昔から定番的にある色ですが近頃は珍しくなりました、
ただ清々しさやさっぱりしたと言うか軽快感がありながら
落ち着いた印象も併せ持っているのでビジネススーツにも良く使われて来ました。

画像1枚目:バウアーローバック社(英)、
ウールにカシミヤとミンクを僅かにブレンドさせて上質感のる風合いに仕上げました。
目付けもしっかりしているので実用的なスーツにも十分耐えうる素材です、
価格もお値打ちになっておりますので秋冬にお薦めの一品です。

画像2枚目:ハリソン・エジンバラ(英)、
ウーステッドタイプのフランネルで毛足が短く軽量なので通常のウーステッドと変わりない感覚で着て頂けます。
霜降りの発色が特徴的で、綾織りで確りしたスーツ地になっております。

画像3枚目:ドーメル(英)ヴィンテージ、
かつて合物として人気を博したモヘア混紡のモンシュアーと言う商標名です。
渋い発色にヘリンボーンを組み合わせて成熟した洒落感が良く出ていると思います。
また似た風合いのスーツ地は他には中々無いでしょう、
大人の装いと言う感じが伝わってきます。

画像4枚目:ウィリアム・ハルステッド(英)、春から秋にかけて来て頂き易いモヘア27%混紡のスーツ地になります。
張りがある程度強く皺にもなり難い実用的な面も持っております。
また伝統的にモヘア素材を得意としている織元なので信頼性も抜群です。

画像5枚目:ウェインシール(英)、最後にストライプを載せてみました、
ウール100%のやや薄手で3シーズン用にお薦めです。
巾が狭めでライトグレーのピンストライプが地の色に良く溶け込んでおります。
服にすると爽やかなストライプですが意外と控え目な落ち着いた印象が出ます。


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