濃紺で3シーズン向きのスーツが完成しました。
今回はテーラーラトが得意としている見た目はスッキリとした印象に見え着心地は比較的ユトリを持たせ楽に着て頂けるスーツをお作りさせて頂きました。
仕上げ工程はマシーンメイドですがなるべく柔らかい毛芯を使用し肩回りや胸回りに負担感の少ない着心地を目指しました。
日々お忙しいビジネスマンにとってはより疲労感を軽減してくれる
事でしょう、長年ご愛用頂ければ幸いでございます。
今回はご新規の方でしたので2回の仮縫いを経て完成しました。
発色が黒っぽい色に映っていますがウール100%のチャコールグレーになります。
スタイルはややタイト目ですが柔らかい生地に柔らかいお仕立ての組み合わせで最初から当たり具合の良い柔軟性に富んだ
着心地をご提供できたと思います。
また薄くて張りの有る芯地も使っていますので特に肩から腰にかけて美しい立体感が出ており、軽い着心地も特徴的なお仕立てでございます。
ラトに先日入荷致しましたスーツ地の一部をご紹介させて頂きます。
1,2枚目の画像はハリソン(英)がヴィンテージの復刻を目指して作られた限定生産の物です。
低速織機による腰が有りながらふんわりとした往年の風合いが特徴で柄も手の込んだ作りになっております。
また3,4枚目の画像はモヘア混紡のフレスコ風に織られた
ドーメルのマジック(ヴィンテージ)になります。
こちらは夏地で今には無い独特の織とモヘアの美しい光沢感があって抜群の仕立栄えを誇るでしょう、
なおこれらは2枚共現品限になります。
現代の比較的薄手のスーツ地とはまた違った魅力的を持っている風合いのスーツ地なので今回はここにご紹介させて頂きました。