LATO 店主のブログ

夏生地のご紹介

Date : 2012.05.17 permalink
IMG: 夏生地のご紹介IMG: 夏生地のご紹介IMG: 夏生地のご紹介IMG: 夏生地のご紹介

2Ply(2双糸)のフレスコ(1枚目と2枚目の画像)
は確りした腰を持ち、
暑い時期に涼しさとスーツ本来のボリューム感のある
装いを実現してくれます。
特にフレスコの商標を持っているマーティンソン社は
長年フレスコを主力商品として作り続けてきました、
一般的にはポーラと昔から呼ばれていますが
艶の無いざっくりとした風合いは落ち着いた風格で
ラフな感覚のジャケットやパンツにも良く合いますので
ボタンの変更やパッチポケット等にされても
宜しいのではないでしょうか。

また3枚目の画像は今年からお取り扱いを増やしました
ウィリアム・ハルステッドは英国ヨークシャーの
老舗ミル(織元)で南アフリカの高級なモヘアを使った
生地作りを得意として来ました。
近頃はこの画像の商品のように織り方を工夫した
技術で防水性を高めた生地も新たに出て来ました。

4枚目の画像は同社のモヘア混紡のギャバジンで
ビジネス向きとしては特にお奨めです。
以前のスーツ(1960年代頃)には良く見かけた生地でした。
コート等にも良く使われていましたので
摩擦にも強く実用的な生地として、
またエレガントな風合いも持ち合わせていますので
合理的なスーツ地とも言えますね。
この生地は2/2Twill、縦糸を2倍にした
織りによって皺に強く、モヘアを混紡させる事で
夏向きに着て頂けますお奨めの一品です。
今回ご紹介させて頂きました生地は一部ですが
他にも様々な色柄が揃っておりますので
宜しければ手にとってご覧頂ければ幸いでございます。


ハリソンのスーツ

Date : 2012.04.30 permalink

IMG: ハリソンのスーツ打ち込みの良いハリソン(英)の生地を使った
スーツが完成しました。
全体的にショルダーとヒップのバランスを整え、
見た目の印象と胸や肩周りのフィッテング
を入念に行った着易さとの両立を目指しました。
ご試着頂いた時は腕が動かし易いと
嬉しいご感想も頂きました、
特にデスクワーク等、長時間着て頂いた時にも
リラックスして着て頂けるのではないでしょうか、
また深みのあるブラック地で良い風合いの
出来栄えになりました。


様々なバリエーションのモヘア地

Date : 2012.04.12 permalink
IMG: 様々なバリエーションのモヘア地IMG: 様々なバリエーションのモヘア地IMG: 様々なバリエーションのモヘア地

今回はロンドンの老舗マーチャントBateman Ogdenの
モヘア混紡スーツ地をご紹介致します。
近年再び夏向きの生地として清涼性を追及した
モヘア生地が復活してきました、
美しい光沢と湿気に強い張りがあるので
ビジネス等の実用に非常に適しております。
1枚目の画像はトニック織りと呼ばれている肉厚があり
がっしりした仕立て栄えと耐久力があります。
2枚目の画像は平織りのモヘア混紡スーツ地で
盛夏用として清涼性抜群のものです、
これにピンストライプやオルタネイトストライプ等
色柄も豊富で選べる楽しさもあります。

3枚目の画像の生地は少し特殊でウール・モヘア以外に
トラベラ(化繊)入りになります。
過去にも化繊入りの生地は多く出回っていましたが
現在の物はソフトで、体に馴染みやすく
耐久性と上品な光沢があるので良く出張される
ビジネスマンに向いていると言えます。
これらのようにモヘア混紡生地も織り方や配合率、
ウエイト、により使い分けて頂くと
快適な夏の装いになります。

  1. LATO 店主のブログ
  2. LATOの仕事
  3. 生地のこと
  4. スーツのこと
  5. オーダーシャツのこと
  6. ネクタイ・靴・小物のこと
  7. お手入れのこと
  8. LATOからのお知らせ