近代化の中に伝統的な生地を生産するウィリアムハルステッド(英)から秋冬向けの新作スーツ地を新入荷しました。
太番手の梳毛糸で織られた生地は腰の確りした肉厚があるものですが表面がクリアカットと呼ばれる起毛の少ない
すっきりとした現代的な印象で柔軟性もあり仕立て上がりには着易くなっております。
また伝統的ではっきりとした柄が多く特に大き目のバーズアイは他の生地にはない特徴が良く表れています。
最近映画にもなっていましたが、
かつての英国の首相ウィンストンチャーチルに因んで付けられた商品名です。
チャーチルが好んで着ていた大き目の柄(特にストライプ系)には自信と誇りのような印象を与える服装に思えました。
インスタグラム:https://www.instagram.com/tailorlato/...
何時もご覧頂きましてありがとうございます。
今回は久しぶりに体型に特徴のあるスーツの出来上がりを
ご紹介させて頂きたいと思います。
最初に掲載の写真を見て頂きますと左右の肩の傾斜がやや違います、
そして良く見てみるとこの方は右の方が
少し下がっているようなご体型をされています。
これでも右には左よりも厚目の肩パットを入れて左右均衡を図っておりますので
実際には上着を脱いだご体型は更に右肩が下がっており
上半身全体もやや右に傾いております。
当店の仕事はこれらのマイナスポイントを補正して
なるべく左右対称に整ったスタイルに仕上げ、
着心地や動きに対しても妨げにならないように調整を進めるて行きます。
また上半身全体がやや右にも傾いておりますので標準的な服を着ると
肩やヒップ等全体的に合わなくて問題が出てくるでしょう、
各所に皺や型崩れだけで無く負担感も増します。
更に近年のタイト気味の服になればなるほど
この現象は大きくなって来ることが予想されます。
この辺りの体型に対してのシルエットや着心地、
バランス感をどういう風に取って行くかはテーラーの経験と感性、
手仕事による入念な段取りが必要になってきます。
長年蓄積のあるテーラーラトではご体型に合わせるだけではなく
一人一人の特徴とお好みを十分に勘案し、
マイナスポイントをカバーする良さも持ち合わせておりますので
服が合わ無い等でのお悩みの方にも近道の解決策としてお薦めでございます。
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今年も秋冬にかけての新作生地を入荷しましたのでお勧めの一部をご紹介させて頂きます。
画像1,2枚目:これまで2双糸を使った生地は沢山ありましたが今回のドーメル(英)フィガロは
縦横2双糸使いによって腰のある安定感抜群の仕上がりになっております。
更にこの手の生地は硬くなりがちな風合いですがドーメル独自のフィニッシュ加工を施し
ソフトな風合いに仕上げております。
また艶を抑えて自然な光沢感になりますので光沢感を避けたい方にも向いているでしょう。
ヴィンテージ生地のような確りしたボリューム感と最新の柔らかいドレープ感のある風合いを両立した
良いとこ取りのスーツ地です、
開発には日本の卸元とドーメルが半年以上かけて試行錯誤を繰り返したそうで
理想的な秋冬物の生地の登場に期待が持てそうです。
画像3枚目:(ロロピアーナ・エレガンツァ)極細の厳選された
ウールとシルクを20%配合しておりますので上質な光沢感があります、
重さも260g/mとヨーロッパでは年間を通して着用可能ですが日本では盛夏を除く3シーズンといったところでしょうか。
画像4枚目:キャベンディッシュ社(英)は高品質なウールを使用している事で評判の高い名門です。
やや起毛感がありマットな風合いと吸い付くような極上の柔らかな風合いが魅力的です。
着心地も軽量であたりが柔らかくドレープの効いた装いをご希望の方には特にお勧めです。
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