今日も寒い日でありますがテーラーラトでは春夏向きのご注文も徐々に出始めております。
この度春夏に向けてのスーツ地を新入荷致しましたのでその中から一部をご紹介させて頂きたいと思います。
画像1、2枚目は濃紺無地系のスーツ地でどちらも上品な織柄が入っております、
ウール100%の薄手の物なのでヨーロッパでは夏、日本では春から夏にかけてまたは秋にもお召し頂けるでしょう。
織元はそれぞれハリソン・エジンバラ(英)とエドウィン・ウッドハウス(英)になります。
続きまして画像3枚目は濃紺無地のスーツ地で薄手の60%キッドモヘア混紡により盛夏に向いております、
こちらは品質の良さが際立っており仕上がると上質な光沢感と合わせて端正な夏の装いなるでしょう。
織元はボーワーローバック(英)で商標名はダンヒルになります。
先日インバネスコートが完成しました。
使用しました生地は中肉系のツイード地で
無地のモスグリーンになります。
大き目のケープと合わせて英国らしい
シルエットと雰囲気を出しております、
今回のお客様は下にコーデュロイのスーツとスエードの靴を
お履きになっておりますが落ち着いたとても良い組み合わせでしょう。
またケープの下はアームホールの深いノースリーブで腕周りの
ストレスがございませんので和服もお召し頂けるようになっております。
今回は前回までよりも少し変わった内容ですが
以前よりご体型が変化された場合のポイントに絞って
完成したスーツをご紹介させて頂きたいと思います。
当店に於いてもある程度の年月が経ちますと
ご体型が変化されるお客様も少なくはありません、
原因は筋トレ、食事内容、加齢、生活習慣等様々なようですが
今回の場合はトレーニングによる変化とお聞きしました。
特に上半身を鍛えられますと胸周り肩周りに影響が大きく出て
フィット性や着心地に直結する重要な箇所になります。
またこの箇所は完成後には調整するには制限があり
製作途中でないと中々変更が効かない難しい部分でもあります。
全体のスタイルも一部分を修正した影響で崩れいないように
他の箇所も修正を加えました、
勿論着る方のお好みも可能であれば加えております。
完成後ご試着のご感想は以前作った服よりも
リラックスして着て頂けたようで何よりでございました。
このようにテーラーラトではお一人ずつベストなバランスを取るように
心掛けた服作りを毎回取り組ませて頂いております。
また次回以降は違った視点から服のご紹介をさせて頂けたらと考えております。