今回は遠目では無地に見えますが近くで見ると
約5ミリ巾のピンストライプの夏らしい軽目の柄をお選びになられました。
スーツのシルエットはトラディショナルなビジネス向きで
ユトリ具合もタイト過ぎずお好みに合わせて中庸的にさせて頂きました。
3着目のご注文のお客様なりますが
ご体型を横から見ると腰から下が前に出ているような骨格で
私共はこれを送り腰と呼んでおります。
この場合は標準体型の服を着て頂きますと
上着の前丈が上がって裾が開き気味になり脇辺りにも皺が出てきます。
そしてこれらの体型をカバーする為に仮縫いや型紙の補正にも反映して行きます。
また当店ではこのような作業を落ち着かせるとも呼んでおりますが
自然に合って無いスーツはどこか落ち着かない印象も受けますね。
自然体なスーツは自身を持ってお仕事にも取り組んで頂ける事でしょう、
長年ご愛用頂ければ幸いでございます。