秋冬スーツ地のご紹介

秋冬スーツ地のご紹介

Date : 2012.08.23 permalink
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今日は少し特徴のある秋冬のスーツ地の
ご紹介をしたいと思います。
1枚目の画像は英国の名門ミルMinovaの
紺無地スーツ地で、表面がサメの肌のような織り模様と
少し光沢のある感触をしているので
テーラーの間では昔からシャークスキンと呼ばれてきました。
生地の耳には
"THE TRADITIONAL TAILOR's YARN COUNT 52/2"
と入っていますが52/2とは52番手の糸を2本絡ませて
使っている為に実用的な耐久性と張りの有る
美しい仕立て栄えがします。
またこのシャークスキンの生地はテーラーの全盛期の
1960年代から1970年代にかけてよく市場に出回って
いた生地です、実用にも向いていますので
定番的なスーツ地だったのでしょう、
THE TRADITIONAL TAILOR's とはそういう意味
だと思います。

そして2,3枚目の画像は1899年創業、英国ハダースフィールドの老舗ミルであるSavile Clifford。
名門ミルや一流マーチャントとの関わりも深く、英国の伝統と独創性を継承しています。
腰が硬すぎず柔らかすぎずちょうど良い風合いで
ストレッチ性もありますので非常に動きやすい
特徴を持っています。
どちらも色違いで2枚目画像のブラックウォッチは
基本は紺系のチェックで、遠めに見れば無地にも見える
渋目の柄になります。はっきりした柄は避けたいけれど
落ち着いた柄をお探しの方にはお奨めです。
3枚目画像はチョコレートブラウン、かなりダーク系なので
派手さは無くビジネススーツとしても向いています、
季節感も秋冬には向いていると思いますね。
これからの季節お出掛けの1着には如何でしょうか?
特に茶系をお探しの方にはお奨めでございます。


※フィッティングに関しまして 
テーラー・ラトでは
基本的に全ての縫製に仮縫いをお付けしておりますが、
フルオーダー・スタンダードより上のお仕立てグレード
に関しましては必要に応じて2回目の仮縫いをさせて
頂く事があります。
特に初めてオーダー頂いた方では2回仮縫いをさせて頂く事が
あります、当店ではフルオーダーならではの質の高い
お仕立を目指しておりますので
この場合も追加料金は頂いておりません。

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