季節が進んで寒い日も多くなってきましたので
今回は暖かい服装のカシミヤジャケットの
出来上がりを掲載させて頂きます。
お客様のご希望はカシミヤ100%を使って
気軽に羽織れるジャケット
というご要望でしたのでなるべく
芯地を軽くし、肩パットを省略しました。
お召しのチョコレート色のウールタイに
よく合っておりますが薄手のセーターの上にも
お召し頂けると思います。
ちょっとしたお出かけにまたは寒い日にも
暖かくて軽いので
お手軽なジャケットとしてもお薦めでございます。
テーラーラトのトラディショナルスーツVol3では比較的恰幅の良い方を掲載させて頂きましたが
今回は対照的にスマートな方を掲載させて頂きます。
フルオーダーの作り方としましては両者共全て体の体型や寸法に合わせるのでは無く、
全体にバランス良く見せる技術と感性が必要になってきます。
そういう意味でも今回はご依頼主との綿密な打ち合わせと仮縫いを経て端正なスーツが出来上がりました。
お仕立てスーツには背広と呼ばれるように肩からウエストにかけて
立体的で美しいラインを出す事が出来ます(2枚目画像)、
これは着る方の体型をカバーしながら存在感のある服作りの一つのポイントでもあります。
またスマートな方ですので襟巾もやや細身にさせて頂きました、
合わせるシャツもライトブルーやピンク系も良く合うのではないでしょうか、
コーディネイトの組み合わせも色々とお楽しみ頂ければ幸いでございます。
本日もだいぶ寒くなってきましたが、そうなるとそろそろコートも着たい気分になってきた感じがします。
今回はは先日完成しましたカシミヤのチェスターコートを
掲載させて頂きます。
使用しました生地はウィリアム・ビル(英)
のやや厚手の確りした生地ですが、
カシミヤのお陰で随分と軽く感じられます。
デザインもシンプルでお使い頂き易いぶち抜きの三つボタンと
腰ポケットのみの仕様になっております。
これからの季節にご愛用頂ければ幸いでございます。