近年テーラーラトでは三つ揃えでスーツをご注文頂く方が増えてまいりました。
デスクワーク等の際にベストを着ているとサマになり
寒い時期では多少温かいので重宝します。
また外でもコートを着るよりも手軽になるのも一つの理由かもしれません。
スタイルは腰ポケットのフラップ無しで少しフォーマルっぽいデザインにされました、今までの服はご体型が鳩胸体なのでVゾーンが開き易いと仰っていましたが
注文服は主に型紙及び仮縫いにて補正する事ができます。
良い着心地を保ちながら改良された服を作る事が出来るのも
テーラーの特徴でございます。
4月になってしまいましたが先日完成しました
フランネルスーツをご紹介させて頂きます。
今回の注目点は上着の身巾と丈のバランス感です。
近年はタイトで上着丈も短めなものが主流で良く好まれておりますが
注文服ではそうでない方も多くいらっしゃいます。
画像のご体格の方では上着丈が手の先程であれば長い目、
パンツの又の辺りであれば短い目になってきますが
身巾やシルエットを考慮してこのような丈にさせて頂きました。
このようなバランス感は見る方にとっても印象が大きく違いますので
トラディショナルなビジネススーツでは大切な要素になってきます。
お作りされる場合にご参考されてはいかがでしょうか、
テーラーラトでは色々なご使用場面をご相談させて頂きながら
制作させて頂いております。
今回のテーラーラトでは前回から変わりましてご新規の方の
スーツをご紹介させて頂きます。
ご注文時に頂きましたご要望はスッキリと見えて着易いビジネス向きスーツで
上着の腰ポケットにはチェンジポケットをお付けされる仕様でした。
そして仮縫いによる調整を加えて仕上がってきました服は
首回りや肩回りのフィット性も良く、贅肉を落としてスッキリさせたような
トラディショナルスーツをお作りさせて頂きました。
またパンツのクリーズ線も中心に来ることにより歩いた時に足にまとわり付き難くて
見た目も綺麗なシルエットなっております。
フルオーダースーツをご注文される方のご使用用途は主にビジネスという
ご意見をお聞きさせて頂きますが、
ビジネスシーンに於いてはこのような端正な印象を与える
シルエットに実用的な着心地が優先されるでしょう。