前ボタン位置と衿のゴージ線(上衿とラペルの継ぎ目)を
やや上目に持って来て、少し活動的なスーツが
完成しました。
生地は肉厚の有る英国のヴィンテージ生地を使用し
ましたので張りが有って立体的に仕上がりました。
また着込んで頂く間に体に馴染んで
良い風合いが出てきますね、
スーツ作りで大事な肩周りと
アームホール(袖の付け根)の作りには
重点を置きましたので動き易く着て頂けるでしょう。
3シーズン用にとストックしておきました4PLY(4ツ杢)
のビンテージ生地でオーダーをお受けしました、
画像のように仮縫いの段階まで進みました
がボリュームのある肉厚と丁寧に織り込んだ
柔らかさが同居して良い風合いを出しています。
特に至近距離で撮影した2枚目の画像では
生地の目(織り)が荒く見て取れます、
肉厚の割りがあり通気性も良いフレスコ(かつてはポーラとも
呼ばれていました)生地は
より立体的なスーツに仕上がるのが今から
楽しみです。
先日リネンジャケットの仮縫いでフィッテイングを
させて頂きました。
生地は味わい深いサンドペッパー風のアイリッシュリネンを
使いスタイリッシュな仕上げにさせて頂きます。
表も裏地も全てリネンを使い、強度が要求される部分は
方倒し(合わせた生地を片側に倒し込んで縫う方法)
の方法で職人が縫い上げます。
これから節電の夏も予想されますので室内のクーラーの
設定温度も高めで大変かと思いますが、
このリネンのジャケットまたはスーツなら
使っている素材全てリネンなので高い温度、湿度
でも清涼性抜群で、仮に汗を大量にかいても
型崩れなくご家庭の洗濯機で丸洗いして頂けます。
また水洗いを繰り返す内に程よい柔らかさが
出てきて良い味わい服に変わって行く
楽しみもありますよ、
暑い時にはリネンのシャツにリネンのジャケットまたはスーツ
がウールに替わるラトからのお奨めのスタイル
です。
参考URL http://www.tailor-lato.com/ja/item/6/