今回は今までに複数回の仮縫いをさせて頂いてきましたお客様ですが着せ付けによる
仮縫いをさせて頂き細部に渡り調整させて頂きました。
このような毎回仮縫いをさせて頂く必要性はお客様の時間経過によるご体型の変化と
生地の性質による違いにより出てまいります。
特に生地には伸縮性や厚み、柔軟性等の違いにより随分と差が出てくる事がよくあります。
今回も上着丈が少し長いので詰める事になりました、
また3ピースなのでベスト着用により上着に影響がでましたので
各部を再調整させて頂いております。
なかなか一筋縄では行かないのが服の調整の難しさですが
テーラー仕事の要の一つでございます。
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今回はモヘア混紡の夏スーツが完成しました。
お客様は税理士の方で日々スーツをご着用されるようなので
服の印象が控えめに端正なスーツをお作りさせて頂きました。
お仕立ては胸回りが鳩胸なので自然に胸に沿うように調整致しました。
肩周りには上着の重みが分散しますので
リラックスしてお召し頂けるのではないでしょうか、
長年ご愛用頂けますと幸いです。
先月目付の確りしたツイル地の
ジャケットが完成しました。
よくコートやスポーツジャケットに使われる
ツイル地(綾織)は斜めに糸を交差して織りあげるので
目が詰まりやすく表面は摩擦に強い利点がありますので
お気軽に羽織って頂ける一着として
重宝して頂けるでしょう。
お仕立てもウエストのやや上目をシェイプし
目線を上に持って来るように操作しそれに合わせて
丈もやや短目に致しました。
全体には肩から裾にかけて流れるような
無理のないラインにさせて頂いております。
また注文服には必要な着ていてストレスの少ない
ユトリ具合も重要になってきます、
特に肩回りは骨格に合わせて動き易く
負担感の少ない仕上がりにさせて頂きました。
ディテールも今回のお客様はお好みで
3つボタン段帰りと胸のバルかポケット、
腰はスポーツジャケットらしいパッチポケットにさせて頂いております。