先日1月18日の記事は自然な仕上がりの3Pスーツについて掲載させて頂きましたが、
それに共通した話題のスーツを今回も掲載させて頂きます。
今回のお客様は以前通っていたお店はタイト目過ぎる服を作られる傾向があったそうですがスーツ、
特に上着はユトリ具合によって着具合が大きく変化します。
また既製服等は一般的に体の一番ミニマムな箇所に合わせて選ばれる傾向が強いようですが、
そうすると他の部分にユトリが付き過ぎて全体的には大き過ぎる服になってしまう事が多いのです。
注文服はなるべく体に合わせる箇所とユトリを持たせる箇所を使い分け
全体のシルエットは見る相手にとってスマートに見せる事が大事ですね。
良いサイズ感のスーツは着具合が良いのは勿論の事、相手にとっても好印象になります。
そういう意味でも流行に流されず長年着られるお仕事の道具の一つとして
今回の出来上がりのスーツはお気に召して頂けたようです。
具体的な例としましては画像2枚目の背中にややユトリを付けて腕周りを動かし易くするようにしました、
またエレガントに見えるようにウエストを絞りました。
特にハンドメイドは仕立ての良さが着て行く間に体に馴染むように設計されており
愛着が出てくる服として重宝されております。