着る方のご体型のサイズ感がちょうど良く個性的な装いのスーツが完成しました。
まず目に留まるのはワイドなピークラペルに大きく開いたフロントカットでしょうか?
ややタイト目でスマートなご体型にはラペルの存在感があり5,60年前のスーツを思い出させてくれます。
腰ポケットは蓋の無い切りポケットになっておりシンプルな印象になっておりますがラペルと合わせて見ると
この辺りのディテールはかつて西洋で平服として着られていたフロックコートにも似ているでしょうか、
興味を惹かれるところです。
テーラーラトではこのようなビスポークと呼ばれるお客様との対話から始まる
一から手で作り上げていく服をお作りさせて頂いております。
お好みのデザイン、ディテール、ユトリ具合等多岐に渡り考慮したものを
手作業で起こした型紙や仮縫いに反映させて作り上げて行きます。
発色もダーク系ピンヘッドチェックで渋目の落ち着いた雰囲気が有りビジネスにもご着用頂けるでしょう、
お好みにより袖付け部には強目の雨降り袖(画像2枚目)を入れさせて頂きました。