今回はドブクロス織機等(低速織機)で織られた現在ではなかなか見られない
品質と拘りをもって作られたヴィンテージ生地を多数入荷しましたが一度に載せ切れないので一部をご紹介させて頂きます。
画像2枚目のスーツ地はロンドンの老舗マーチャントのウェイシールは気品に満ちた上質な風合いを得意としております、
この生地はシャークスキンのような織柄に腰のあるボリューム感で低速で織られた風合いが良く伝わってきます。
画像検3枚目はよく知られたドーメルのヴィンテージ。トニックでダークブラウンになります。
このトニックはかなりのボリューム感があり初期のものに近いでしょうか、
とても張りのある仕立て映えに仕上がるでしょう。
画像4枚目は今は廃業しましたテーラー・リトルウッドですが
かつては英国の名産地ハダースフィールドにて織られていました。
こちらはやや薄手ながら非常に腰のある確りした風合いが感じ取れます。
仕上がりは端正な装いで着るほどに愛着がわく一品となるでしょう。
今回はピックアップして3着分のご紹介でしたがどの生地も注文服全盛期に織られた申し分のない良さが伝わってきます、
生産性や効率よりも品質が勝る古き良き時代でした。
ちなみに近年では織機が進化して高速になり生産性や加工技術は上がりましたが
原毛の良さを残す事は難しくなっております。
ダグデールブラザーズ社は1896年英国毛織産業の中心地でもあるハダーズフィールドにて服地商社を始めました。
今回のご紹介は1960年代のアーカイブからヴィンテージ柄を創作しました。340gのしっかりした目付は耐久性に優れ、
秋から冬にかけてに最適な一着と共にテーラーの黄金期を飾った素晴らしい風格を持ち合わせております。
またダグデールブラザーズ社は世界中の高級デザイナーや生地卸問屋、
サヴィル・ローの高級テーラー、オートクチュールから高い信頼性を築いております。
コレクションは復刻の柄が特徴的ではありますが他にも現代的な無地系や柄のデザインもございます。
久しぶりに堅牢なウイリアム・ハルステッド(英)の3Plyモヘア(3ツ杢)の生地を入荷する事が出来ました。
この生地は非常に張りと腰が強く(仮縫い時でも画像2枚目の袖部にもみられるように)
多少動きの多い使い方にも中々へこたれない良さが有ります。
ヴィンテージと呼ばれる30年程前にドーメル(英)でトニックと呼ばれた生地がありました、
風合いもとても似ていて耐久性が良く人気が有りましたが特に春秋に重宝されました。
当店では長い間2Plyで継続しておりましたが往年の名品が戻ってきた感じでとても感動的です、
色柄は無地を中心に紺系グレー系を数種類取り揃えております。
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